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伊良部秀輝の死 [追悼]


 元プロ野球投手伊良部秀輝さんの訃報に接する。享年42。自ら命を絶ったと報じられている。
 写真は阪神タイガースに移籍してきた2003年の4月に、この年のチーム初勝利、自身の移籍初勝利をあげたときのもの。プロとしてのキャリアの最後がタイガースで、しかも金本、下柳らと移籍1年目で大活躍をして優勝に導いたもんやから、タイガースOBというイメージが私には強い。とはいえ、若き日のマリーンズ時代に清原和博選手(当時ライオンズ)と繰り広げた名勝負はスポーツニュースでいつも大きく取り上げられていたし、ファイターズ監督の大沢さんが伊良部投手に抑えられた時に「千葉の海のイラブクラゲにさされたぜ」とコメントしてそれがニックネームとなりついには「イラブクラゲくん」(佐々木さいこ)という漫画にまでなったこともよう覚えています。
 彼が悪役扱いされたのは米メジャーリーグ入りの経緯からかなあ。当時ポスティングシステムなんかなかったから、マリーンズのフロントは渡米したいという彼の希望に応えるためにパドレスとのトレードをまとめたんやけれど、どうしてもヤンキースに入りたいという彼の希望をかなえるために代理人の団野村が画策してパドレス-ヤンキース間でのトレードを成功させた。当時の日本野球のファン心理からいうと、これはものすごいわがままに見えたんやろうね。というか、わがままな男・伊良部という図式をスポーツ紙や週刊誌などが作りあげてしもうたというのか。米球界ではこういうトレードはそれほど珍しいものでもないやろうに。ここらあたりから彼の日本人記者に対する不信感が強くなっていったんやないかな。
 マスコミによってつくられた虚像と実際の伊良部投手とはかなり違う人間やったらしい。私としてはタイガースを優勝に導いてくれた一人として感謝の念しかない。それだけに故障を理由に2年で戦力外となった時はちょっと寂しい思いがしたなあ。
 それにしても、42歳の若さで自殺とはなんともいたたまれん思いがする。特にここのところ近親者、SF界の巨星と訃報が続いただけに、こんどはプロ野球かと思うとほんまにきついよ。
 指導者としてその卓越した野球理論や豊富な経験を若い選手たちに伝えてほしかったけれど、残念ながらそれはならなんで終わってしもうた。いやほんまに残念としか言いようがない。
 謹んで哀悼の意を表します。

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