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真田太平記 [読書全般]

 愛すれどTigers「小野、13度目の登板でついにプロ初勝利」を更新しました。

 池波正太郎「真田太平記 全12巻」(新潮文庫)読了。どうも池波正太郎は短編向きの人らしい。文庫で12冊読みとおし、なんか冗長に感じた。ポイントは主人公が誰かわからんこと。真田幸村は最終巻を待たずに自決。そやからというて真田信之は主人公というほど出番が多くない。全巻通して活躍したのは真田家の草の者であるお江という女性。上田合戦などの場面はあまり細かく描写されず、真田家の草の者と甲賀忍者の抗争はじっくりと描きこまれている。
 私は「忍者丹波大介」(新潮文庫)や「男の紋章」(角川文庫)などの池波忍者ものを読んだけれど、「真田太平記」は明らかにその系統の小説。大河ドラマ「真田丸」のような戦国に生きる小国の大名の生き抜くしたたかさなどを描いたものと期待してはいけません。
 実は後日譚となる「獅子」(新潮文庫)や外伝となる「あばれ狼」(新潮文庫)も読もうと準備してるんやけれど、とりあえず一息入れようと、それらは後回しにしているのです。続けて読むには「真田太平記」は長過ぎて疲れたというところですね。
 例えば「鬼平犯科帳」みたいなものを期待してはいけない。司馬遼太郎のような歴史のダイナミズムを期待してもいけない。風太郎忍法帖みたいな奇想天外な忍者ものとは方向性が全く違う。歴史の裏側で生きる忍者の苦しみをひたすら耐え忍びながら読む、そんな小説でありました。

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