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末の末っ子 [読書全般]

 今日はゴルフ中継の関係で、「戦隊」「ライダー」「プリキュア」などはお休み。その分、他の深夜アニメの録画をたっぷりと見る。
 出かける前に仮眠して、行きの車中も座れたのでうたた寝し、細切れにでも休める時に休んでおく。
 で、「たちよみの会」例会は、結局私一人のみ。ひたすら読書。阿川弘之「末の末っ子」(ちくま文庫)を読了。私がまだ中学生の頃に京都新聞に連載されていて、わからんところも多々あったけれど、毎日楽しみにして読んでいたものです。今年、復刊されたので40数年ぶりに読み返すことにしたのです。中学生時分に覚えたことというのはかなりちゃんと覚えているものですね。もっとも、当時ようわからなんだところが、かなり理解できるようになったのは、執筆当時の阿川先生の年齢と私の今の年齢がほぼ同じということもあるんやろうな。
 私小説やないけれど、御自分と家族をモデルにした小説。作中では阿川佐和子さんは高校3年生です。ユーモア小説というにはちょっと文体は堅いけれど、登場する人たちの描写が非常に生き生きしていて、楽しい。これを機にこの小説の前日談である「犬と麻ちゃん」もぜひ復刊してほしいものですね。
 帰路で、読みかけの「鬼平犯科帳」を読了。少し早めに帰宅し、タイガースの試合の録画したのを見る。いやあ、緊迫感のあるええ試合やったなあ。
 さて、明日からまた聖徳太子にならんなんのか。まあひとつずつ片付けていきましょか。

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応仁の乱 [読書全般]

 愛すれどTigers「岡崎、13年目の初アーチ、初サヨナラ打!」を更新しました。

 金曜日よりはまだ元気やったのか、出勤途上の車中で読書する余裕はあった。呉座勇一「応仁の乱」(中公新書)を読了。これ、ベストセラーなんですよね。私が買うたのはなんと14刷。確かに面白く読めた。応仁の乱については日本史の授業で生徒に教えるために参考書なども読みこんだりしたしね。いわゆる定説だけでは説明し切れないややこしいところも、奈良の仏教勢力や後南朝天皇の担ぎ出しやら将軍並立やらもろもろの事情をきっちりと整理してわからせてくれる。
 ただ、この本はもともと応仁の乱に興味があって、予備知識がないとあかん部分も多々あり、なんでこれがベストセラーになったのか、ちょっとわからんなあ。私はそこそこおもしろく読めたけれど、どういう人たちが興味を持って本書を読もうと思うたのか。よほど室町時代に関心がないと難しい内容のように思うぞ。
 仕事中は汗ばむ気候。帰宅して、夕刻になるとベランダに吹く風がぐっと冷えこんできた。腹具合は悪くなり、鼻水も止まらんようになってきたので、夕食後風邪薬を服用。パーカーを引っ張り出してきて着用したら、少し体がぬくもって楽になってきた。2日間寝倒したくらいでは蓄積した疲れは取れんみたいやなあ。

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諸葛孔明 [読書全般]

 この連休は例年以上に寝ている。一度眠るとアラームでいったん目を覚ましてもまた寝てしまうのです。連休も3日目となるとさすがにもう眠たくならんやろうと思うているのに、朝食後、どんと眠くなり布団にもぐりこんでしまう。
 ここ2週間ほど気力でもたしていると自分でも感じていたから、そうとう体力的に消耗してたんやろうね。
 ただ、今日は昼食後はそれほど眠くならなんだので、午睡はせず。寝転んでラジオで野球中継を聞いていてもそのまま寝てしまわずテレビ中継の始まった頃にはちゃんとテレビに切り替えられたしね。
 というわけで、読書も進む。積ん読で置いてあった文庫本から、陳舜臣「諸葛孔明 上・下」(中公文庫)を出してきて、読み始める。NHKEテレ「100分de名著」で「正史 三国志」をとりあげているので、むやみに三国志関連の本が読みたくなってきたのです。
 吉川英治、柴田錬三郎、横山光輝などで読んできた「三国志」とは一味違う。ベースが「三国志演義」やなく「正史 三国志」なんやろうね。赤壁の戦いでも孔明は芝居がかったことなど一切せんし、戦の天才みたいな描き方よりも平和を求める統治について常に考える人になっている。
 ただいま上巻を読み終えたところ。今は下巻で、これから主要人物が戦に倒れていくところにかかっている。
 これを読んだら同じ作者の「曹操 上・下」を続けて読むつもり。ちっともドラマチックやない「三国志」やけれど、そこがええのです。「三国志」応用編というところですか。

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半村良の浅草 [読書全般]

 愛すれどTigers「ドラに連敗も巨投に投げ勝つ」を更新しました。

 毎日「鬼平」ばかり読んでいても何なので、この前の「たちよみの会」の時に購入した、半村良「小説 浅草案内」(ちくま文庫)を読む。新潮文庫から出て絶版になっていたものの復刊。北海道から浅草に居を移した半村さんが「浅草」という土地とそこに住む人々を点描した連作集。
 これという事件が起きるわけやない。けれど、半村さんならではの人間観察眼で、べたべたもせず、突き放しもしない江戸っ子気質の残る「粋」を描き出している。
 この味わい、久しぶりに感じたなあ。「鬼平」も江戸情緒を描いているんやけれど、どうしても何か事件が起きてそれを解決するという劇的な要素は欠くことがでけん。それはそれでおもしろいんやけれど、半村さんの人情物はまた一味違うのね。何気ない日常を「根なし草」と自称する半村さんの視点から淡々と描くことで、なんともいえない滋味豊かな世界が広がっていく。
 若い頃「ああこれが大人の世界なんやなあ」なんて思うて読んでた半村人情物を、おっさんになって読んでみると、大人の関係の内側に残る子どもっぽさなどが透かし彫りのように浮き出てくるのが見えてきた。
 この調子で、もっともっと復刊してくれんものか。こういう味の小説が絶版になっているのはほんまにもったいない。

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鬼平と忍法帖 [読書全般]

 比較的涼しい一日、というか、お山の学校の仕事部屋は4時くらいになると肌寒くなってきて、少しばかりストーブに火をつけたりもする。下着は長袖にして冬仕様にしたのですが。さすがにセーターを着ると汗をかく。で、下山して自宅最寄り駅に着くと、暑いとは言わんけれど、ほどよい気温で、自宅まで歩くと汗をかくほど。職場と自宅の寒暖の差に体が文句を言いはじめた。今も鼻がぐずぐずする。とりあえず風邪薬を呑むけれど、さほど楽にはならんなあ。
 文庫で「鬼平犯科帳」の新装版が毎月2冊ずつ出ている。これまで手を出さずにいたんやけれど、字も大きく字間行間も広くなって読みやすくなったので、新しいのが出るたびに買うて往復の車中で読んでいる。達意の文章とはこういうのをいうんやろうなあ。勧善懲悪ではなかったりするのも面白い。いや、今さら私が面白いとアピールするまでもないんやけれど。
 ただ、池波先生は女性によほどひどい目にあうたんか、書きようがあまりよくない。私は時代小説はそんなに読んでへんからわからんのやけれど、小説全般を通じてここまで魅力的な女性の出てこんのは珍しい。
 私の乏しい時代小説読書歴で、魅力的な女性を描くというたらやっぱり山田風太郎先生かなあ。出てくるどの女性にもぐっと来てしまうのでありますよ。
 ああそうか、池波先生の忍者小説にも手を出しかけて、中断してしもうたのもそれか。
 いやいや、風太郎先生と池波先生は別な土俵に立ってる感じがするので、比較しても意味ないかもね。ヨタっている今の私には、池波先生の方が適度にぬるくて具合がいいのかもしれません。

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三つ首塔 [読書全般]

 今日は午後からあびこの教育センターで研修。火曜あたりから毎日無性に眠いけれど午睡するわけにいかず、という日々が続いていたので、勤務校からあびこへ行くまでの車中で軽い午睡。移動距離が長いので、こういうこともできるのです。そのためか研修中は睡魔に襲われることもなく、助かった。
 帰路の車中で横溝正史「三つ首塔」(角川文庫)を読了。怪しい男にひかれる良家のお嬢様がどんどん堕ちていくという話を読んでいたはずやのに、途中で様子がすっかり変わってしまう。少々期待外れ。これで昨年12月から読み続けてきた金田一耕助ものは予定終了。むろん未読の作品はまだまだあるんやけれど、代表的なものは一通り読んだんで、まあよかろう。
 帰宅して録画した相撲を見る。平幕の勝ちっ放し力士全員に土がつき、土つかずは白鵬と稀勢の里の両力士のみに。他の横綱大関陣がばたばたと敗れているので、この2人による優勝争いになるんやろうな。ぜひ両者土つかずのまま直接対決までもってほしいものです。
 夕食後、かなり眠くなってきたので、今日はここまで。明日は朝寝したいなあ。

 1月15日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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天国でまた会おう [読書全般]

 今日も休暇をとって一日ゆっくり過ごす。ピエール・ルメートル「天国でまた会おう 下」(ハヤカワ・ミステリ文庫)読了。これでルメートルづくしはおしまい。本作は一連のミステリとは違い、第一次大戦後の帰還兵たちのたどった苦難と「英雄」の称号を得て戦後帰還した男の野望を描く。というても実録ではなく作者の得意な仕掛けをあちこちに散りばめたもの。意外や意外どんでん返しはほとんどなく、文春文庫から出ている4冊が魔球ならば、こういう直球勝負もできるんかという感じ。いくぶん変化球は交えてはいるけれど、「こいつ、こんなんしてたらしまいにボロ出すで」と思うていたら、案の定ボロ出しよった、という感じですね。あえてそういう展開にしているんやろうな。
 というわけで、翻訳ものはちょっと疲れる。同じ著者でも翻訳者は3人。翻訳は訳者によって読みやすかったり読みにくかったりするからねえ。雰囲気なども微妙に変わるし。明日の通勤時には日本の小説を読もうと思います。何を読もうとしているかはないしょ。読んでからまた書きます。全く違うタイプのものを読むぞう。
 サンテレビで深夜に80年代のアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の再放送を昨年からずっとやっていて、毎週録画していたのがたまっていたので、新作が放送されてへんこの期間に妻といっしょにがしがしと見ている。妻が本放送時に大ファンで、30年ぶりに見て感慨深げ。この正月で半年分くらい一気に見たかな。さすが今でもOVAで新作がぽつぽつと作られ続けているだけのことはある。大人の苦い味のある話で、こんなん30年も前にゴールデンタイムで1年も放送してたとはねえ。今のDVD売りを前提とした3ヶ月単位の深夜アニメではこれだけじっくりと話を進めるというわけにはなかなかいかんのやろうなあ。

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ルメートルづくし [読書全般]

 今日は休暇をとって正月休みを延長。朝は昨晩の深夜アニメ「うどんの国の金色手毬」最終回と、昨年録りためていたアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を何本か続けて見る。「金色手毬」は先クール毎週楽しみにしていた作品で、子狸のポコのかわいらしさに癒されていた。早くもお別れとはちょっと寂しい。「鉄血」は続きものでなおかつ込み入ったストーリーなので、一気に続けて見た方がわかりやすかろうとためていたもの。そやけど一話ごとに中身が濃いので立て続けに見たら疲れてしもうた。午睡のあとは読書。
 年末から年始にかけて、ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」と“カミーユ三部作”(すべて文春文庫)を一気に読み、単発の「死のドレスを花婿に」(文春文庫)を本日読了。続いて「天国でまた会おう 上」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み始める。先月は横溝正史の固め読みをし、年末年始はルメートルづくし。もう少しばらけていろいろなものを読んだ方がええとは思うけれど、一気に読めるものは続けて読まんと積ん読になりそうな気がしたもので。
 ルメートルの作風は必ずしも私の好みやないというのはこの日記で「その女アレックス」読了の時に書いたけれど、それでも読まずにはいられん不思議な魅力がある。それは、プロットの巧みさなんやろうと思う。とにかく読者を騙すのがうまいのですね。それも決してアンフェアというわけやない。ミスリードしておいて、ごろっとひっくり返し、たまらん結末へ導く。それがうまい。ただ、後味はあまりよろしくない。ここらが私の好みやないところでして、それがわかっててこうたてつづけに読んでしまうんやからたいしたものです。
 「天国でまた会おう」で邦訳されている長編は一応終わるので、ルメートルづくしはあと少し。飽きんとここまで一気読みしてしまうとは思うてなんだなあ。

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その女アレックス [読書全般]

 今日は朝から年賀状の宛名書き。予定の半分くらいを書き、昼過ぎに投函。残りは明日。うまくいけばほとんどが元日に間に合うんやないかな。家から一番近い郵便局は本局なんで、投函したらすぐに仕分けしてもらえるので。ただ、外に出たらものすごく寒かった。京都や滋賀は雪やったそうな。明日も宛名書きをして全部出してしまう予定なんやけれど、今日みたいに寒くならんといてほしいですね。
 帰宅してから午睡。夕刻起きて読書。ピエール・ルメートル「その女アレックス」(文春文庫)読了。ちょっとえぐいサスペンス・ミステリ。書店に行くと必ず平積みにしてあって、気になっていたのです。海外ミステリはこれまで古典的な本格ミステリばかり読んできた。現代ミステリなんてめったに読まんのですけどね。倒叙ミステリみたいに殺人シーンがこれでもかこれでもかと出てくる。しかもどついて気絶させておいて硫酸をむりやり呑ませるというやり口。そういうの苦手という人にはお薦めでけんのです。読後感もすかっとしないけれど、読んでいる間は「どうなんねん、どうなんねん」と二転三転する展開で一気に読ませる。好みかというと、どうかなあ。でも、展開のスリリングなところとか、どうにもやりきれない結末とか、唸らされる作品であることは確かですね。

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漫才刑事 [読書全般]

 朝から腹具合がいま一つ。冷えたかな。腹にくる風邪かなと思い改源を服用して出勤。でも、腹にはきかなんだ。毎日ビフィズス菌飲料を飲んでいて、腹具合はだいたい安定しているんやけれど、あかん。帰宅後、妻も腹具合がようないと言う。二人してノロわれたかな。ノロというほどピーピーやないねんけどね。
 仕事はまずまず。年明けに向けた準備を着々と行う。寒いからとストーブをがんがんたくと温もり過ぎて汗ばむ。ストーブの火を弱めると、少し寒くなり、汗が冷える。体温調節が難しいのです。ぼっち部屋で迎える冬は初めてなんで、加減がわからんのですね。
 田中啓文「漫才刑事」(実業之日本文庫)を読了。なんか今月は横溝正史と田中啓文ばかり読んでいるような気がする。刑事をしながら身分を隠して漫才師もするという主人公が、難事件を解決するというミステリ。著者があとがきにも書いているように主人公の設定にちょっと無理がある。「笑酔亭梅寿」シリーズはかなりいれこんで書いているように感じられたけれど、こちらはそこまでいってへん感じですね。落語に対する思い入れと漫才に対する思い入れの差があるのかな。とはいえ、背景となる大阪の漫才の事情などはきっちりと調べて書いてはるので、主人公の設定が無理でも不思議に説得力はある。まあ実業之日本社はこと文芸作品については読みやすい軽めのものを出しているという傾向は昔からあるので、レーベルには合うたほどよい軽さというところかなあ。
 明日は私の仕事納め。仕事部屋の掃除などもせんならんなあ。

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