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漫才刑事 [読書全般]

 朝から腹具合がいま一つ。冷えたかな。腹にくる風邪かなと思い改源を服用して出勤。でも、腹にはきかなんだ。毎日ビフィズス菌飲料を飲んでいて、腹具合はだいたい安定しているんやけれど、あかん。帰宅後、妻も腹具合がようないと言う。二人してノロわれたかな。ノロというほどピーピーやないねんけどね。
 仕事はまずまず。年明けに向けた準備を着々と行う。寒いからとストーブをがんがんたくと温もり過ぎて汗ばむ。ストーブの火を弱めると、少し寒くなり、汗が冷える。体温調節が難しいのです。ぼっち部屋で迎える冬は初めてなんで、加減がわからんのですね。
 田中啓文「漫才刑事」(実業之日本文庫)を読了。なんか今月は横溝正史と田中啓文ばかり読んでいるような気がする。刑事をしながら身分を隠して漫才師もするという主人公が、難事件を解決するというミステリ。著者があとがきにも書いているように主人公の設定にちょっと無理がある。「笑酔亭梅寿」シリーズはかなりいれこんで書いているように感じられたけれど、こちらはそこまでいってへん感じですね。落語に対する思い入れと漫才に対する思い入れの差があるのかな。とはいえ、背景となる大阪の漫才の事情などはきっちりと調べて書いてはるので、主人公の設定が無理でも不思議に説得力はある。まあ実業之日本社はこと文芸作品については読みやすい軽めのものを出しているという傾向は昔からあるので、レーベルには合うたほどよい軽さというところかなあ。
 明日は私の仕事納め。仕事部屋の掃除などもせんならんなあ。

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口紅にミステリー [読書全般]

 三連休の最終日。昨日の夜には年賀状のデザインもすませる。印刷は明日からかな。明日は出勤。午睡して臨むつもりで布団にもぐったけれど、さすがに昨日までの2日間でしっかり睡眠をとったんで、早々に目覚める。読書をしたり、妻といっしょにテレビを友としたりする。
 横溝正史「女王蜂」(角川文庫)読了。これはこの前「たちよみの会」の時に新たに買うたもの。中学時代に買うた「八つ墓村」や「犬神家の一族」とちがい、文字のポイントが大きくて読みやすい。これ、市川崑監督の映画は劇場公開時に見てるのですね。なんでわざわざ行ったかというと、母が見に行きたいと言うのでお供したのです。中井貴恵さんのデビュー作でありました。犯人役を……これはマナーに反するから伏せておこう。「犬神家の一族」、「悪魔の手毬唄」、「獄門島」で犯人役を演じた3人の女優さんが共演するというのでも話題になった。口紅のCMともタイアップしていて「口紅にミステリー」なんてコピーがちょっとばかり流行ったなあ。たぶん当時の私は映画で見てあまりおもしろなかったんやろうね。原作を読もうとせなんだんです。
 でも、今読んだらどうかなあと思い、勢いついている間に読んだろうと思うたんですね。
 犯人が誰かというのは映画で見た時の記憶が残っていた。で、この小説は「意外な犯人」というおもしろさで読ませるものやった。あららら、これはまずかった。せめて犯人が誰ということを忘れるくらい記憶がぼやけてたらよかったのになあ。
 というわけで、年の瀬というのにぐうたら過ごした3連休でありました。体調はいくぶんよくなったので、明日からの仕事はなんとかなりそうですね。

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名探偵の役割 [読書全般]

 朝から雨。特に帰路は吹き降りで、傘はさしていたけれどコートがけっこう濡れた。こういう日の出勤はきついなあ。
 この前「八つ墓村」を再読してから、金田一耕助ものをさらに再読したくなり、「犬神家の一族」、「悪魔が来りて笛を吹く」、「獄門島」と次々と読破。今は「悪魔の手毬唄」を読んでおります。
 あらためて、こみいった人間関係をストーリーで解きほぐしていくうまさに感心。そこに巧妙なトリックを織り交ぜているから、読み応えがあるなあ。よく、「金田一耕助はすべての被害者が死んでからでないと謎を解明できない」と揶揄されるけれど、これはストーリーがそうなっているからやむを得ないのですね。なにエラリー・クィーンかてエルキュール・ポワロかてたいてい次の殺人は防げてませんて。長編ミステリというのは、殺されるべき人物がすべて殺されなんだら物語が成立せんという性質があるように思うね。
 私は熱心なミステリファンやないから、断言することはでけんけれど、名探偵で犯人の犯行を阻止しているのは私の読んだ範囲ではシャーロック・ホームズくらいやないかしらん。
 名探偵として登場する人というのは、作者にかわって謎の解説をする役回りというといい過ぎかな。犯罪が完結し、犯人が逃げおおせる前に「犯人はあなたです」と特定できるから名探偵なんやないかと愚考する次第。
 だいたい、犯罪が起こる前に犯人が捕まったのではお話にならんでしょうが。

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八つ墓村 [読書全般]

 先日BSで放送された映画「八つ墓村」(野村芳太郎監督版・金田一耕助は渥美清)を30数年ぶりに見て、原作を読み返してみたくなった。横溝正史「八つ墓村」(角川文庫)であります。本棚を探して発掘し、昨日から通勤時に読む。今日、帰宅してからも読みふけり、読了。中学時代に読んで以来やけれど、けっこう細部まで覚えていたのには驚いた。十代の脳細胞というのはものすごくよく働いているんやなあ。
 映画の方は、劇場で見たときほどおどろおどろしくなく、むしろあっさり目に感じられた。劇場で見たのとテレビで見ているのとの違いはあるか。原作よりも過去との因縁を強調し、本格ミステリの面白さを意識的に消している感じがした。脚本の橋本忍さんは本格ミステリが苦手やったということなんやろう。同じ監督と脚本のコンビである「砂の器」も原作では割とさらりと書き流してあったハンセン病差別の部分をメインで描き、謎解きはそれほど重視してなんだものね。
 原作を読み直して、やはりおっさんにならんとわからんところが多々あったなあと実感。特に男女関係のあやというものはさすがに30数年前にはわからなんだはずですわ。特におぼこい女性として登場した典子が、主人公に恋をすることによって一気に女として開花する様子なんて、鮮やか過ぎるくらい。逆に美也子という女性はいま読み返すとそれほど悪女という感じがしなくて、これは意外やったなあ。小川真由美が演じた映画の美也子のイメージに引きずられ過ぎてたかな。市川崑監督版の「八つ墓村」(金田一耕助は豊川悦司)も見たくなってきたぞ。
 というわけで、もう少し昔読んだ横溝作品を読み返してみたくなり、今度は「犬神家の一族」を引っ張り出してきました。手をつけてへん新刊もあるというのに、なんとしたものか。
 そうそう、当時の文庫カバー絵は杉本一文さんのおどろおどろしいもので、この絵で横溝作品のイメージがすりこまれたというのはあるなあ。カバー絵ほど気持ち悪くないぞ。今のあっさりしたカバーの方が先入観なしに読めてええかもしれんね。

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池波忍者 [読書全般]

 読売新聞のサイトを見たら、「池波正太郎、藤沢周平、あなたはどっち派?」というページがあった。うーむ、私は池波正太郎は少しばかり読んだけれど藤沢周平は読んでへんから、なんとも言いようがないなあ。
 で、記事を読むと、池波派の人たちは「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人梅安」「真田太平記」などのシリーズについて言及してはる。えーと、私が読んで面白かったのは実は忍者ものやったんですけど、それらについては一切触れられてへんのですね。池波忍者は山田風太郎や柴田錬三郎みたいに派手な忍法合戦を繰り広げるわけではなく、忍者の一族に生まれ、忍者として育てられたことに対する葛藤や哀感が掘り下げられていて、よくある忍術合戦などの場面は抑え気味に描かれていたりする。それがなかなか味わい深くてよいのです。
 私の好みは山風シバレンの人間離れした忍法合戦なのであります。ただ単に奇想天外なだけやなくて、通奏低音のように流れる虚無感が、忍者という生き方に常につきまとうている。そこがええんやなあ。
 そやけど、それやからこそ、池波忍者の哀感もまた捨てがたい。池波派の方たちが「真田太平記」以外の忍者ものに触れてへんのはしごく残念としか言いようがないですねえ。

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陣幕久五郎 [読書全般]

 今日は文化の日。なんでも「明治の日」に変えたいとか某会議に連なる議員さんたちが言うてはる。防衛大臣なんか「神武天皇以来の……」なるスピーチをしてはる。神話か伝説の類の天皇を持ちだしてくるとは恐れ入りました。この方はおそらく日本はイザナギとイザナミによってアマノヌボコがこおろこおろとかき交ぜてたらできた、なんてことも史実として信じてはるのかもしれんね。で、やはり「大正の日」をつくろうという声はあがってこないのです。これひとつの不思議。
 というわけで今日は祝日。まあよう寝た。夕刻から起きてきて読書。村上元三「陣幕つむじ風」(光文社文庫)を読んでいる。力士を主人公にした歴史小説というのは珍しい。さすが歴史小説の大家、目のつけどころが違う。江戸末期から明治初期、大相撲を残し、歴代横綱を制定し、政治力に長けた異端の横綱を主役にもってきているのです。しかも「大相撲」という専門誌に連載されたものやから、目の肥えた相撲ファンをも満足させなならん。
 陣幕久五郎という横綱については「負けず屋」と呼ばれるほど強かったこととか明治になってからやたら石碑を建立し、彼が作った「歴代横綱碑」によって初めて歴代横綱というものが確定されたことくらいしか印象になかったけれど、作者は時代に翻弄されながらも相撲という文化をいかに後世に残すか腐心した人物として描いていて、非常に面白い。あと少しで読了。明日の出勤時は本を読む余裕がありそうなんで、一気に読んでしまおう。

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ちゃんと読んでますよ [読書全般]

 昨日よく寝て、今日も午前中、ひととおり日曜朝の「戦隊」「ライダー」「プリキュア」などをワンセットで見てから少し寝た。昼食後、午睡しようとしたけれど眠くならんので起きてテレビを見たり。読みかけていた玉木正之編「9回裏二死満塁-素晴しき日本野球」(新潮文庫)を読了したり。積ん読の本を手あたり次第に読むので脈絡がないんですけど、次に手に取ったのは東野圭吾「手紙」(文春文庫)。その前が「樅ノ木は残った」やから、ほんまに脈絡がない。
 ところで昨日見たアニメ 「バーナード嬢曰く。」で主人公が読んでへん本のPOPを書いて周囲から責められている時のセリフに、「プロのライターでも読まないで書いている」云々とあり、これは風評であるとここに書いておきます。私の知る限り、SF関係の書評家はみんな真面目に読んでます。まあ、バーナード嬢こと町田さわ子は高校生で読書家と思われたいという設定の人物なんで、そういう風評を真に受けているということなんやろうね。
 今月号のSFマガジンには巻頭で特別編が掲載されている漫画で、ハヤカワSF文庫とアニメがタイアップでフェアをしてたり、創元SF文庫の帯にもコラボするというから、つまらぬ風評を原作者や脚本家が信じているということはないと思う。
 それにしても深夜の5分アニメとはいえ、こういうマニア受けする漫画が独立ローカル局ネットとはいえ地上波で放送されるというのは、なんか喜ばしいことですね。

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柴錬「真田十勇士」 [読書全般]

 今日は「全校集会」という名の始業式。まだまだ暑いけれど、前後期制なんで「秋休み」の分だけ夏休みが短いのです。生徒の教室には冷房が入っているからええけれど、教員の準備室にはせいぜい扇風機があるくらい。私の仕事部屋には前任者の残していってくれた扇風機があり、フル稼働させております。
 柴田錬三郎「真田十勇士」全三巻を読了。私が子どもの頃、NHKで放送されていた人形劇の原作なのです。当時全五巻で発行されていたものを三巻にまとめてある。
 実は、人形劇の方はちゃんと見てへんのですね。というのも、その前に放送されていた「新八犬伝」が最高に面白くて、そのノリで見始めたら、放送開始当初は非常に地味な展開やったので、早々に見るのをやめたのです。ナレーターが坂本九さんから酒井広アナウンサーに変わったのも大きかったかな。で、しばらく見てなんで、最後の方に見たらナレーターは熊倉一雄さんにかわっているし、展開も派手になっていて、少しばかり見てすぐに終わったのです。
 で、おっさんになった今、原作を読むと、これが実に奇想天外でおもしろい。山田風太郎から色気と疑似科学的要素を抜いたというようなぶっ飛んだストーリー。同時代の歴史上の人物が入り混じり、これがなんで絶版のままやったのか信じられんくらい。
 ただ、これは子どもにはちょっと難しすぎたかもしれん。もう私らの世代になると、物語に出雲阿国や宮本武蔵や佐々木小次郎や岩見重太郎が出てきても、基礎知識がなかったんで今のように楽しめたかどうか。
 おっさんになった今やったら同時代の人物のからませ方や、十勇士のキャラクターの作り方など、読書経験もそれなりに積んでいるんで絶妙な混ぜ合わせ方にため息をついたりなんかしてしまうのですね。柴錬先生、かなり気合を入れて書いているんやけれど、視聴者層をちょっと見誤ったかなと、現在やから思う。
 当時、ちゃんと見ておいたらよかった。ビデオを上書きしたりしているので、現在は放送素材がほとんど残ってへんのですね(これは「新八犬伝」も同じ)。
 時代伝奇小説のお好きな方にはお薦め。「真田丸」放送中で関連書籍の品切れのない今のうちに買うておいて損はしませんぞ。

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柴錬十勇士の扱い [読書全般]

 今日は「たちよみの会」例会。大阪も暑かったけれど、京都も暑かった。お盆を過ぎたらたいていは秋の虫が鳴きはじめたりするもんなんやけれど、そういうのをまだ聞かんなあ。祇園祭の頃くらいの熱さやないか。週明けには蒸し風呂並みの暑さの仕事部屋に一人きりで張りつくかと思うと、たまらんな。着替えのシャツは用意しておいた方がええかもしれん。ま、扇風機を強風にしてはりついてましょうか。
 例会の参加者は私だけ。まあ「熱中症に注意! 不要不急の外出は避けましょう」というような猛暑日ですからね。やむをえまい。
 例会に行く途中でいつも四条河原町の「ブックファースト」で「本の雑誌」を買いに寄るんやけれど、柴田錬三郎の「真田十勇士 第三巻」を探す。集英社文庫のコーナーで他の新刊は面出しされているのに、なぜかこれは背表紙を向けてある。「真田丸」に関連したコーナーが作ってあり、池波正太郎の「真田太平記」やら火坂雅志の「真田三代」やら便乗して出された新書類は並べてあるのに、柴田錬三郎の「真田十勇士」はそこには入れてもろうてへん。集英社の営業さん、がんばってや。誰か来るのを待ちながら読み始めたけれど、いやもうとにかく面白い。こんなに面白いのに書店での扱いが悪すぎるぞ。
 いつもよりも早めに帰宅して録画しておいたプロ野球を見る。やっとこさタイガースが勝ちました。ところでBS日テレは右肩に「リメイク・ドラマへ」なんてテロップを入れてたけれど、「リメイク」はないでしょう。大逆転優勝の夢よもう一度ということなんやろうけれど、言葉のセンスが悪すぎるなあ。恥ずかしいから、あのテロップは外した方がええと思いますが、如何。

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「後妻業」と「おかしな男 渥美清」 [読書全般]

 愛すれどTigers「高山、赤星以来の新人100安打達成」を更新しました。

 今日は読書三昧。まずは黒川博行「後妻業」を読了。結婚相談所の所長が資産家の老人に後妻業の女を紹介し、遺産相続の公正証書を書かせてから次々と老人たちを殺していく。元暴対刑事の探偵が執念で所長と後妻業の女を追いこんでいく。この過程が実に面白い。追い込む方も追い込まれる方も悪い奴やねん。丁々発止のやりとりが楽しめる。ただし、作者の残念なところは着地点に難があることで、この作品もやっぱり期待以上の結末にならなんだなあ。それでも黒川作品ならではの黒くて軽妙な面白さは十分に楽しめます。映画はどうなるんやろう。テレビ放送まで待つか、レンタルDVDが出たら借りてもええかな。
 続いて小林信彦「おかしな男 渥美清」を一気に読了。著者と渥美清の交流から喜劇人の実相に迫る。若い頃から交流があったということで、「寅さん」でしか渥美清を知らないでいると、けっこうショックかも。私は「男はつらいよ」をすべて見ているわけでもないけれど、子どものころドラマ「泣いてたまるか」や映画「列車シリーズ」をテレビでけっこう見ていたし、「寅さん」のイメージを打破しようとしてた「八つ墓村」も劇場で見ていたから、興味深く本書を読めた。新潮文庫の「日本の喜劇人」「喜劇人に花束を」をまず読んでおいた方が、より楽しめると思います。
 読了後、キプリング「ジャングル・ブック」を読み始める。ディズニーが実写映画化するというので各文庫から新訳が出ているけれど、私はたまたま手に取った新潮文庫版で読んでます。
 というわけで、今日は珍しく読書日記になりました。

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