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生徒たちへのメッセージ [教育]

 今日で私が担任をしている3年生のクラスの年度末試験が終了。最後のロングホームルームで、自分が若い頃からやってきたことの一部を語る。自分なりに夢の一部、あるいは全部をそれなりに実現させたことなど。そこからなにか感じ取ってもらえたらええなあと思う。
 もっとも、SFマガジンに自分の作品が(たとえ1作だけでも)掲載されたことが、どれほど感慨深いものやったかなんてことまでは理解してもらえんやろうけどねえ。SFマガジンがSFファンで創作を志す者やったら一度でええから自分の小説が掲載されることを夢見る存在であるというようなことは、SFファンではない普通の高校生にはなかなかわかってもらわれんやろうなあ。
 私は説教臭いことを話すのがあまり好きやない。押しつけがましくなく「自分の夢が実現すること」の喜びを伝えるのは、これはこれで難しい。うまく伝わってくれたならうれしいんですけどね。
 というわけで、あと1ヶ月で卒業式。3年間ずっと担任やった生徒たちもいてる。ぶじに卒業式が迎えられることを祈りつつ、明日からひたすらテスト採点であります。しんどいけど、あとひとふんばりじゃ。ぼちぼちボルテージをあげていきつつ、一気に片付けてしまいたいものです。

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武道必修化 [教育]

 寒かった。大阪市内は雪こそふらなんだけれど、日中の冷え込みはそうとうなもの。仕事で昼に校門の立ち番をしていたんやけれど、じっとしておられなんだもんなあ。
 ところで最近話題になってるのが、中学校の体育で必修になる「武道」について。たいていの学校が柔道をやらすことになるみたいやけれど、各学校に有段者の教員がいてるわけでもなく、研修を受けさせて指導させるとかいう措置を取るらしい。そのため、事故の危険性があるんやないかと疑義があちこちの新聞で出されている。
 なんでこういうことになったかというと、安倍首相の時に「伝統文化の重視」を目的に指導要領に盛り込まれたんですね。実施するにあたっての検証とかそういうことはやらなんだのかなあ。「美しい国」を作るために教育基本法をいじくってみたりあれこれした首相やったけれど、その結果がこれですわ。
 政治家が現実を無視して教育方針をいじくったりするとどうなるか。これがええ見本やと思うね。
 日本相撲協会は公益法人を目指すために「相撲を選択した学校に現役の力士を派遣する」という方針を打ち出したという。おお、これはなかなかええんやないかな。プロによる指導であれば怪我の防ぎ方などを本格的に指導できるわけやからね。ただ、どれだけの学校が相撲を選択するか。派遣できる力士の数も限られてくるやろうから、あんまりたくさん相撲を選択する学校があっても困りそう。
 現実に問題が起きた時には、責任者はその任から離れている。安倍さんはこの実態について特にコメントを出してもいないみたい。ごめんなさいくらい言うべきやないかと思うんやけれど、如何。

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「100分de名著」にリクエスト [教育]

 ええい、高校生にカントを教えるのは難しいぞ。まだヘーゲルの方が「テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼ」という図式がはっきりしてるから話をしやすい。「道徳法則」「実践理性」「自律の意志」をいかに噛み砕くか、倫理の授業の腕の見せ所なんやけれどね。うーむ、この歳になってもなかなかうまくはいかんですよ。
 NHKのEテレ「100分de名著」で「実践理性批判」をとりあげてくれんかな。今やってる「徒然草」の解説の面白くないこと。だいたい「徒然草」なんか現代語訳は文庫でも薄いし内容もわかりやすい。それに解説者が予備校の古文の先生で、「こんなことが書いてあるんですよ」くらいのことしか話してくれんから兼好法師の語りたかったことに深みが感じられん。
 というわけで、「100分de名著」はほんまに「読んでみたいけどなかなか手が出ない本」をとりあげていただきたい。日本の古典やったら「南総里見八犬伝」なんて、どうでしょうか。岩波文庫で全10巻。これはなかなか手ごたえがありますぞ。
 なんか話がそれたけどまあええか。

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たいした新人 [教育]

 土曜日に出勤したため、明日は代休。よって、私の勤務校では年内最後の授業日。ホームルームで薬物乱用防止の指導をしたりする。お題は「いかにしてすすめられた薬物を断るか」であります。
 生徒の前で副担任の同僚とロールプレイングをやって見せ、その後生徒たちにもやらせるという構成。事前に特に打ち合わせもせず、「薬物をすすめられて断る役」をやる。一応教師用の台本はあるんやけれど、それをそのままやったんではおもろない。
「元気ないんやったら、元気の出る薬があるで」
「それはリポビタンDみたいなもんですか」
 副担任さんは私の奇襲をこともなげに受け流す。
「それよりも元気出るから」
 むむむ、やるねえ。
「おじいさんの遺言で、医者の指示のない薬はのんだらあかんと言われてます。リポビタンも飲んだことないんです。生まれて一回も薬屋に行ったことないんです」
 どんな遺言や。でも、副担任さんはこともなげにロールプレイングを進める。
「そんなん言わんと、なあなあ」
 えい、こうなったら奥の手。天井を指さし、叫ぶ。
「あっ! UFOが飛んでる!」
 思わず振り向いた副担任さん。
「さいならあ!」
 その場から立ち去ったところでロールプレイングは終了。
 私のあほなボケにようついてきてくれはった。まだ新人やけれど、彼女はええ芸人になるで。やなくて、ええ先生になると思うよ、ほんま。
 後に続く生徒たちもそれぞれにのりのりで「断る役」をやってくれた。明日から冬休み。誘惑に負けんと断る時はちゃんと断ってくれよ。

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素敵なタイミング [教育]

 タイミング、というものはなかなか難しい。
 来年度の鑑賞会をどこの事務所と契約するか、複数の会社に見積もりを出してもらい、比較検討して決定せんと、教育委員会から指導が入る。こちらから頼んで、結局お断りとなったら心苦しいけれど、それはご承知いただいたうえで見積もりを出してもらうことになる。
 例年契約していた事務所からいち早く連絡をいただいたので、そちらにはすぐにプランを出してもらえた。これまでと毛色の違う出し物をする事務所からも連絡をいただいたので、そこにも見積もりを依頼した。もう2社ほどだしたいと思うていたところに、タイミングよく電話をかけてきた事務所があり、そこにもプランを出してもらう。あとはこちらから1社、老舗に依頼する。で、昨日担当者間での検討会があり、なんと最後の方でタイミングよく電話をくれたところに内定した。
 そして今日、帰りがけに電話があった。例のタイミングのよい事務所ですわ。
「もうお決まりでしょうか」
 いやあ、昨日決めるなんてことは一言も言うてへんのよ。そやのに昨日の今日のこの電話。
 とりあえず内定したことを伝え、演者の方たちのスケジュールを抑えていただくよう依頼。ほんまはこっちから連絡せなならんのですけど。
 ほんまにええタイミングで連絡してきはるもんなあ。まるで私の心の声が届いたかのようですわ。運不運というけど、ここの事務所には何かしらええ運が働いたみたいに感じるね。偶然なんやろうけれど。

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国連職員と高校生 [教育]

 やっと金曜日。なんか今年はずっと金曜日が終わるとほっとして疲れがどっと出るよなあ。とにかく金曜日。やれやれ。
 今日は「現代社会」の授業に、特別ゲストを招いて話をしてもらう。校長の高校時代の友人で、現在は国連の安全保障理事会の事務局で働くKさんという方。1時間目は大学でも講義をしているということで、それに近い形で安保理がどういう仕事をしているかなどの解説に終始。ちょっと高校生には難しいと見るや、2時間目、別のクラスの生徒が入れ替わったら、今度は説明は簡単にすませ、生徒一人一人に「平和って、どういう状況のことだろう。平和であるといえる条件にはどんなものがあるだろう」という問いかけをしながら生徒たちに考えさせるという形に切り替える。
 ここらあたり、さすが頭の回転と切り替えが早い。
 生徒たちはふだん聞くことのできない話を聞いたり、考えてもみたことのないテーマについて知識を総動員したり。やはりほんまもんに来てもらうというのは、いろいろと刺激になる。
 それ以上に私ら教員にも大いに勉強になった。ほんまもんには勝てんもんね。
 帰宅したらナベツネ氏と清武ジャイアンツ球団代表が仲たがい、とのこと。これを機にナベツネ氏には球界を私するような言動はやめていただきたいものです。

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3年目の漫研交流イベント [教育]



 今日は天王寺で「第3回高校生マンガ・イラスト展示交流会」が行われ、私は今年も引率。一昨年 昨年 に続いての開催で、昨年同様告知が遅かったため、9校のみの参加にとどまったけれど、3回連続参加している学校もあり、生徒たちの間ではある程度定着しているんやないかな。
 今年は私の勤務校の漫研生徒たちは気合十分。文化祭前からこのイベントを照準にラミネートカードを作成したりしてきていたしね。今年初参加の学校は男子ばかり数名。ほとんど女子の中、おずおずと交流をしていたりするのが微笑ましい。うちの3年男子は昨年に引き続きの参加でもう慣れたもの。他の学校の女子にスケッチブックに「まどマギ」のキャラクターを書いてもらったりして嬉しそうにしていた。
 3年続いたら一応定着したものと考えてもええけれど、主催者の専門学校はともかく、広告代理店の人は別な会社に移ってこのイベントの企画を担当してたりするから、この方がいなくなったらどうなるかという危うさもまだかかえている。
 生徒たちの表情を見ていたら、コミケなどとはまた違う高校生だけのイベントとして楽しんでいるみたいなんで、できれば来年以降も続けていってほしいのでありますが。まあ、漫研の顧問が作る組織みたいなものができると、安定したものになっていくのかもしれんけど、そういう動きはないしなあ。またそうなると専門学校に手を引かれたりする可能性もあり、なかなか難しいところではあるね。
 帰宅後、どっと疲れが出て泥のように眠る。相変わらず体調は不安定。明日の仕事はなんとかこなし、土日はまたまた完全休養でいかんとさすがにきついなあ。

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昔取った杵柄というほどではないけれど [教育]

 文化祭まであと2日。私の担任クラスは舞台発表に向けてラストスパートというところ。文化祭当日、入試やらなんやらで欠席する生徒が予想以上に増えたということで、担任の私もかりだされることになった。
 まさか舞台に立って芝居をしてくれてなことを言われるんやないやろうなと内心どきどきしていたんやけれど、幸い裏方の仕事でありました。ピンスポットライトの操作をすればよいのです。
 面白かったのは、ピンスポの使い方を一から私にレクチャーしようとしてくれたこと。そうやなあ、今受け持っている生徒たちは私が演劇部の顧問をしてたことなんか知らんのやなあ。さすがに本格的な照明プランの立て方なんてのはでけへんけれど、ピンスポの使い方くらいはわかってますわ。転勤当初、演劇部の顧問時代は大会やらなんやらでいろいろと手伝って覚えたもんなあ。
 確か昨年度の卒業式でもピンスポの係をやって答辞を読む卒業生たちを照らしたよ。まあそんなこと担任クラスの生徒たちは知る由もないんやけどね。
 とにかくまかされたからには生徒たちの足を引っ張らんようにせんとあかんね。ぶっつけ本番みたいな状況になるけど、そこは(豊富とはお世辞にも言われへんけど)経験で乗り切りましょう。そういえば6年前に卒業させたクラスの文化祭でも休んだ生徒のかわりに幕を開け閉めする係を頼まれたなあ。そういうめぐりあわせになってるんやね、きっと。

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落語初体験の同僚 [教育]

 今日はサービス休日出勤。ま、部活の指導なんかは原則サービス休日出勤なんですけどね。私が演劇部の顧問をしていたころ、文化祭や大会の前になると休日出勤なんか当たり前やったもんなあ。今は漫研ですからね。みんなで休みの日に集まって漫画を書くなんてことはしません。
 それはともかく休日。出勤しても校内はがらがら、教員の姿もまばら。部活の指導や受験前の補講、PTA行事の担当、平常の勤務ではやり切れんほどようけ仕事を抱えてはるというような方々が出勤してはりました。
 独身の若い先生か、子どもがもう手を離れたベテランの先生が圧倒的に多い。自分の子どもをつれてどこかに行かんならん方、なんてところは当然来てはらへん。そういう観察もまたおもしろい。
 先日、生徒の家庭訪問が入ったために、芸術鑑賞の下見に行かれんようになった。落語会の券を事務所の方にいただいたので、半月くらい前から楽しみにしてたのです。でも、担任クラスの生徒の問題の方を優先させんならん。そこで、芸術鑑賞担当の他の若い先生に行ってもらうことにした。
 券を渡すと、「落語を生で、というのは初めてなんですよ」という。それならぜひ担当者としては見に行ってもらわんならん。で、今日出勤したら、その先生も出勤してきていて、「面白かったです」と嬉しそうに言うてくれはってほっとした。出演は、桂春蝶、京山幸枝若、桂米團治、桂春駒というメンバー。浪曲なんてよほど好きやなかったら生の舞台を聞くということはまずないからね。
 これで彼が一気に落語ファンになって繁昌亭や地域の落語会なんかに行くようになってくれたら嬉しいのですけどね。まあ、自分の楽しみより落語会初体験の若い先生に落語の面白さを知ってもらう方が大局的に見たらええことではあるわね。
 そやけど、そんな理屈をつけて自分を納得させようとしてるけれどね、やっぱり自分が行きたかったなあ。

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修学旅行レポート指南 [教育]

 本日から業務に復帰。担任クラスの生徒の進路関係の業務に忙殺される。
 ところで、現在2年生の生徒たちは修学旅行中。私も昨年の今ごろは九州から修学旅行レポートみたいな日記を書いていたのであるなあ。
 出発前、勤務校のホームページにブログ形式で旅行の様子をレポートする先生から「書き方を教えてほしい」と依頼される。まあ、好きに書いたらええというようなもんなんやけれど、いくつかおさえるべきポイントを伝えた。
 まず考えなければならんのは「読者の中心は誰か」ということ。私のこの日記みたいに不特定多数の人に読んでいただくものならば、まいにちあれこれとネタを探すわけですが、修学旅行のレポートとなると一番の読者は保護者の方たちであります。遠く離れたところで自分の子どもたちが無事でいるかどうか。これをまず知りたいはず。そして、子どもたちがどんなことを体験しているかも。
 そやから、「行程表に書かれているところに到着したら、“無事に着きました”は欠かしたらあかんよ」とアドバイス。「どんなご飯を食べてるかもポイントですわ」。
 あとは生徒の視線で行く先々の名所などを紹介していけばよいのであります。そうすれば、生徒たちが帰宅した時に話がはずむというもの。
 初日からそのレポートを私もこまめにチェックしているけれど、非常にわかりやすく楽しいレポートになっていて、指南役(?)としても嬉しい限り。自分が面白いと思うたものまでじゃんじゃんブログにアップしていた昨年の私よりも、ぐっと締まった良いレポートになってます。なにしろ私は「長崎には猫が多いそうです」とか書いて目の前を横切る猫の写真までアップしていたもんなあ。やり過ぎやて。

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