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「なつぞら」とアニメ史 [テレビ全般]

 朝から今週の「なつぞら」をまとめて見る。いよいよ「テレビ漫画」の時代に入って、ワンカットだけ「鉄腕アトム」のオープニングがはさまるなどしたけれど、このままいくと手塚先生の出番はないみたいやなあ。実際は「西遊記」と「シンドバッドの冒険」の2作で東映動画とかかわっているんやけれど、そこはおでん屋にはられたポスターに「三国志」というのがあるのがちらりと見えて「ああこれは『西遊記』のかわりやねんな」と思うたけれど、その製作場面はなかったしね。
 このあと長編版では「安寿と厨子王丸」がほとんど出演した俳優(声優)のライブアクションで製作され、宮崎駿さんたちが屈辱を感じ、そして高畑勲さんたちとともに組合運動を強めていき、その中から「太陽の王子ホルスの大冒険」という傑作が生まれていくんやけれど、そこらあたりどう描かれていくのかな。また、どらまでは主人公が意識する相手は高畑勲さんをモデルにしたと思われる「一久さん」みたいな感じなんやけれど、主人公の奥原なつはどうやら奥山玲子さんがモデルらしいので、実際の奥山さんが結婚した相手は小田部羊一さん。そして高畑さんたちは東映から離れて「ルパン三世」、「アルプスの少女ハイジ」などを作っていくことになり、小田部さんたちも行動をともにする。で、奥山さんたちが東映動画で久々に「龍の子太郎」を製作し……という流れになるわけやけれど、あと2ヶ月でそこまで進むというペースやないから、はたしてどこに結末を持っていくのか。このペースやと「太陽の王子ホルスの大冒険」を作ったあたりで終わるんやないかと思いながら見ている。その原型を思わせる短編「ヘンゼルとグレーテル」の製作場面があって、そこで宮崎駿さんをモデルにしたと思われる人物も登場しているしね。
 午前中は昨夜録画した深夜アニメをひたすら見る。「女子高生の無駄使い」が非常にあほらしくて楽しい。
 昼食後、午睡。夕刻、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。試合途中で中継が終わったんで、ラジオとDAZNの併用で試合終了まで。今日はマルテのホームランが出るなどして、ジャイアンツに連勝。これもソラーテ効果かな。

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「白蛇姫」と「わんぱく牛若丸」 [テレビ全般]

 今日は完全休養日。朝から今週の「なつぞら」をまとめて見る。劇中に登場する日本最初の「総天然色長編漫画映画」は「白蛇姫」。でも映像はそのまま東映動画「白蛇伝」のものを使用しております。ここらあたりに、先人への敬意を感じる。今の「アニメ」とは違うのですよ。で、吹き替えの俳優は森繁久弥というわけにはいかず、山寺宏一さんが徳川夢声ならぬ「豊臣遊声」なる役名で登場している。実際は宮城まり子さんがやった役は鈴木杏樹さんがやっていて、当時の吹き替えの雰囲気を出している。いや、実際この二人で再録音したバージョンというのを見てみたくなりましたね。
 さして実際には第2作は「少年猿飛佐助」となるんやけれど、こちらは劇中では「わんぱく牛若丸」。キャラクターをアニメーターそれぞれに出させるという展開になっているけれど、おそらくこれは「わんぱく王子の大蛇退治」のエピソードをこちらにもってきているんやろう。ということは、「白蛇伝」から「わんぱく王子の大蛇退治」まで一足飛びということになるのかな。実際は「少年猿飛佐助」の次は手塚治虫先生が参加する「西遊記」になるわけやけれど、そこまで再現するといろいろとややこしくなるので割愛するのかもしれん。
 というわけで、私のような「東映まんがまつり」育ちの者にとってはいろいろとわくわくする展開になってきているけれど、もし「西遊記」を割愛してしまうとなれば、「安寿と厨子王丸」から「太陽の王子ホルスの大冒険」あたりの労働争議のエピソードも割愛される可能性が高く、その中心にいた高畑勲さんや宮崎駿さんも登場しない可能性があるなあ。
 さて、漫画映画草創期を描く「なつぞら」には手塚、高畑、宮崎というアニメ史上に残る偉人をモデルにした人物は登場するのか。大いに楽しみですね。テレビの前の多くの視聴者たちはそんな楽しみ方は……しつこいね。
 午睡のあと、夜はプロ野球ナイター中継を見る。タイガースは逆転サヨナラ負け。うーむ。まさかこうなるとはなあ。

 明日、6月16日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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山ちゃんと優ちゃん [テレビ全般]

 大阪のスポーツ紙は原口選手がたいてい一面にきているけれど、裏一面は南海キャンディーズの山里亮太さんと女優の蒼井優さんの結婚の話題一色やったみたい。宅配の日刊スポーツでは記事に間に合わなんだみたいで何にも載ってなんだけれど、コンビニ売りのスポーツ紙では早版で間に合うたみたい。
 昼の休憩時間にスマホで検索したらまあ関連記事が出てくる出てくる。どれも「ぶさいく代表の山ちゃんと美人の蒼井優の美女と野獣カップル」という論調。
 ええやん、そんなん、と思う。
 男女の仲ほど他人にはわからないものがあるんやないですか。何度結婚しても同じようなダメ男しか選ばんという女性もいてるし。蒼井優さんの好みが山ちゃんやったんやから、それでええやん。
 私は山ちゃんという芸人の勘の良さ、頭の良さが好きやし、蒼井優さんのまるで妖精かと思うくらい人間やないような存在感も好きなんで、よかったねえと思うのみ。第一報に驚きはしたけれどね。
 私は高校時代の同級生の女性にいつも言われるのです。
「あんた面食いやからなあ」
 私が妻を好きになったのはそういうことやないんですけれど、外から見たらそうなるのかなあ。私の本来の(顔の)好みは河合奈保子さんとか日高のり子さんみたいな可愛らしい系ですからね。そういう意味では好みのタイプとはちょっと違うんやけれど、好きになったらそんなことは関係ないもんね。
 というわけで、異色カップルの前途に幸いあらんことを願うものです。

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「なつぞら」のアニメーターたち [テレビ全般]

 今日から6月。うわ、やらねばならないお仕事はたまっていても、昨日までは「6月になってからやったらええわい」とうそぶいていたのに、そんなことをいうておられんようになってしもうたよ。でも、休日はしっかり休まねば。そうせんと職場についた段階でへたっていたんでは何にもでけんからね。
 というわけで、朝からたまっている録画の滞貨解消。「なつぞら」を一気に見る。なつはいよいよ東洋動画に入社。モデルはもちろん東映動画。たぶんあの人が森康二さん、あの人が大工原章さん、あの人が大塚康生さんとモデルは誰かを考えながら見るのは楽しい。かなりマイナーな楽しみ方やけれども。なにしろ草創期の東映動画についての監修を小田部羊一さんがやってはるんやから、そこらあたりはちゃんとしているんやないかなあ。主人公の奥原なつは全くの架空の人物なんやそうやけれど。そのうち高畑勲さんや宮崎駿さんも登場してくるのか。手塚治虫先生なども登場させてほしいところです。うーむ、「まんぷく」の時もそんな見方をしていたなあ。いっそのこと実名で登場させてくれたら素直にお話を楽しめるのにねえ。
 昨夜録画した深夜アニメを見ているうちにうとうと。昼食後、きちっと午睡。夕刻、プロ野球中継を録画で見る。タイガースはカープに連敗。カープの勢いはすごいなあ。4月のあれはなんやったんですか。他のチームへのハンデやったんですか。明日はガルシアが完封するさ、きっと。

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大勝の日に限って…… [テレビ全般]

 朝から鼻がぐずぐず。風邪薬をのむと一時的にはましになるけれど、すかっとしません。アレルギー性鼻炎の薬も処方してもろうてるんやけれど、こちらも効き目薄。朝夕と日中の気温差が激しいのと、疲れが取れてへんというようなことなんかなあ。一応内科のお医者さんに見てもろうて薬も出してもろうてこれやからね。
 今日も授業は1時間のみ。あとは来週の「旅発見」の授業の教材作成。もっともベースは昨年度担当してはった先生にいただいたものなんで、それをもとにパワーポイントで作業工程をわかりやすく示すという、そのスライドショーを作る時間がけっこうかかるんやけれど。
 定時に退散し、帰宅してラジオでナイター中継を聞く。今日は数少ないタイガースの試合のテレビ中継のない日。神宮球場の試合やから、フジテレビが優先的に放送権を持ってて、どこの局でも簡単に放送権は取られへんのかな。で、またこういう日に限ってタイガースの若手がホームラン5発、ベテラン岩田の復活完投勝利なんてたまらん展開ですわ。ネットで見ようにもDAZNは今季はスワローズとカープの主催試合の配信権をとられへんだらしく、そちらでも見られず。NHKのニュースで大山のホームランと岩田の完投の瞬間だけは見せてくれたけれど、足らんよ。明朝の「おはようコールABC」やとたっぷり見せてくれるやろうから、そちらに期待したい。パ・リーグは「パ・リーグTV」というネット配信チャンネルがあるけれど、セ・リーグは広島ではローカルテレビ局の力が強く、スワローズはフジテレビが株主やったり、ジャイアンツは日テレが権利を占有してたりという具合でなかなか足並みがそろわんのやそうです。昭和時代のジャイアンツ依存リーグやったころの弊害が平成末の今日まで残っているということですかなあ。昭和時代の「プロ野球ニュース」、地上波で復活してくれへんものかしら。

 4月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。今月は「フランソア喫茶室」営業再開でもとにもどります。お間違いなきように。多数のご参加をお待ちしています。

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構想の死角 [テレビ全般]

 今日も完全休養日。とはいえ昨日みたいに寝倒したりはしませんでした。
 午前中は録画した深夜アニメと「仮面ライダージオウ」「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」を見る。「ルパパト」は最終回。いい意味で予想を裏切ってくれる展開。テレビの前のよい子のためにルパンレンジャーとパトレンジャーが仲良くなっていっしょに力を合わせて平和を守ったりなんかしないのですね。彼らは最後までライバルというか、対立する関係にある。共通の敵を倒す時だけは協力したこともあったけれど、基本的な立ち位置は絶対崩さん。それがよかった。
 昼食後、午睡。夕刻起きてきて、昨日録画した「刑事コロンボ 構想の死角」を見る。コロンボが「女房がね」と言うたり、かなり伝法な調子できつめの言葉遣いやったりするのは初期の吹き替え台本を担当した飯嶋永昭さんがまだコロンボというキャラクターをつかみ切ってへんかったからでしょう。尺の関係からか最後は急ぎ足で犯人を追いつめる感じになってしもうているけれど、レギュラーシリーズ第1作ということを考えたら、十分面白い。何度目かなあ、これ見るの。いつも間をあけてみるから、その度に新鮮ですねえ。
 実はDVDもあったりするけれど、わざわざ引っ張り出すのが面倒なところに埋もれてしもうているので、テレビ放送の度に録画して見たりするのです。それやとHDの残量が気になるので急いでみるからね。

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プロジェクトまんぷく [テレビ全般]

 朝、お山の学校に着いたら雪がちらついていた。体育館で予定されていた全校集会は各教室に変更。校長の訓話などは放送で聞くという形になった。そらまあそうせんと、お山の学校でもインフルエンザは流行してるもんなあ。
 本日のお仕事は一日ひたすら成績つけ。なにしろ総合的な学習の時間は3年生全員分の成績をつけんならんのですからね。平常点のつけ方など、生徒によってはインフルエンザなどで母数が違うたりするんで、エクセルに放りこむ計算式にもいろいろと工夫が必要になってくる。昨年の表をもとに、あれこれいじくる。
 それ以外にも雑事少々。今月も慌ただしく始まりました。
 定時に退出。帰宅してドラマ「まんぷく」などを見る。「まんぷく」はいよいよインスタントラーメン開発が佳境に。朝ドラというよりは「プロジェクトX」になってきた。実際、「プロジェクトX」でもカップヌードル開発をとりあげた回があったものね。前任校の「なにわ研究」で見せるためにわざわざDVDを買いましたもの。
 こうなったらもうナレーションも芦田愛菜ちゃんから田口トモロヲさんに交代したらどないだ。
「萬平。麺の生地をこねた。麺は、固まらない。萬平は、焦った」
 てな調子でやったらおもろいんやけれど、まあそこまで遊ぶドラマやないか。
 チキンラーメンを作ったら、今度はカップヌードルを作るわけやから、どっちにしても「プロジェクトX」ともろにかぶってくるわけで、どういうふうに違いを見せるのか、ちょっと楽しみ。ドラマの進行よりもそっちの方が楽しみというのもどうかと思うけどね。

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「いだてん」開始 [テレビ全般]

 早朝に起床。昨夜録画した深夜アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」 「とある魔術の禁書目録III」などを見る。
 朝食後は「仮面ライダージオウ」、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」を見たりしてから、パソコンに向かう。実は昨日の夜、日記を更新したりするためにパソコンを立ち上げた時、ネットのつながりが悪く読みこみがむやみに遅く、いつも巡回している新聞のサイトなどほとんど見られなんだという経緯があり、朝のうちにもう一度確認しておこうと思うたのです。
 昨夜と違いさくさくと読みこみが進む。昨夜でけなんだ各紙の社説読み比べのためのダウンロードもちゃんとできました。よかったよかった。そやけどなんであんなに読みこみが遅かったんやろう。パソコンのせいかと再起動しても変わらなんだし。何か理由があって回線が混んでいたのか、プロバイダにトラブルでもあったのか。
 昼食後、午睡。夕刻、今日は早目に新聞サイトの巡回をすましてしまう。
 夜は妻と夕食後に大河ドラマ「いだてん」の第1回を見る。脚本が宮藤官九郎というだけでこれまでの大河ドラマとは違うものになるという期待をし、しかも舞台は明治と昭和。主人公は日本初のオリンピック選手と東京オリンピック招致を成し遂げた人物という、大河ドラマとしては久々に近代ものに取り組んでいるというのも楽しみの一つ。戦後が舞台になるのは「いのち」以来33年ぶりやそうです。もつとも「いのち」は実在の人物を主人公にしなかった唯一の作品やからかなりイレギュラーではあるけれどね。
 期待通り、いつもの大河ドラマらしくないスピーディで笑いの要素も含んだ楽しい作品になっていた。横田順彌さんの小説でおなじみの「天狗倶楽部」のバンカラぶりも期待通り。屋外パーティーの会場に野球のボールを追いかけて乱入し、上半身裸になって酒をラッパ飲みするんやからね。しかも1時間のドラマの中で主人公がちゃんと出てきたのはラストシーンのみ。マラソン大会のゴールに金栗四三が入ってくるというところで第1回終了やもんなあ。中村勘九郎は帽子の赤い染料が流れて顔が真っ赤になっているんやけれど、まるで歌舞伎の隈取みたい。メイクさんの茶目っ気か、勘九郎さんのリクエストかどっちかしらん。
 というわけで、年末に半年分たまっていた「西郷どん」を怒涛のように一気に見てなにかしら物足りなさを感じていたのですが、今年の大河ドラマは違うんやないかとますます楽しみになってきた。もっとも、「大河ドラマはかくあるべし」と戦国ものばかり見たがるような方には到底受け入れられんやろうけれど。そういう方は見んでもよろしい。

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「西郷どん」とヤノフスキの第九 [テレビ全般]

 平穏な大晦日。朝早く起き、昨晩録画した「プロ野球 戦力外通告の男たち」などを見ながら朝食。食後、「西郷どん」の最終回を見る。うーむ。私は中園ミホさんが脚本を書いたドラマを見るのは初めてなんで、脚本のせいか演出のせいか原作のせいかはようわからんのやけれど、とにかく「腹黒い人物」というのを描くことが苦手なんやないかなあというのが最終回まで見ての感想。特に岩倉具視役は顔は笑うてるけれど目が笑うてへん代表格の笑福亭鶴瓶さん。かつて「翔ぶが如く」で小林稔侍さんが演じた岩倉は、何を考えているのかようわからん不気味な人物やったので、それ以上にえぐい岩倉を期待していたんやけれど、感情をストレートに出し過ぎていてサブタイトルにあった「怪人・岩倉具視」の「怪人」の部分が全く感じられなんだ。ただ単に人に認めてもらいたいだけの小物にしか見えなんだ。徳川慶喜も大久保利通もみんなそう。腹に一物あっても、西郷の前ではすべてさらけ出して激情する。私の期待していた人物像とは違うのですね。全編そんな感じで、薩摩の若者たちのエネルギー源は何やったかとか、今ひとつわからなんだ。たぶん他の題材やったらもっとうまく描いていたんやろうけれど。そう「花燃ゆ」なんかこの人が書いていた方がよかったかもしれん。大河ドラマとしてはまあ平均的な感じがした。さあ、次の「いだてん」はあの日本SFの祖ともいわれる押川春浪が登場したりするぞ。こちらはおおいに楽しみです。
 昼食後、午睡。夕刻から録画しておいた落語を楽しむ。月亭八方「崇徳院」、桂米團治「たちぎれ線香」など。特に米團治さんの「たちぎれ」は米朝師のそれとどうしても比較して見てしまうけれど、若旦那の切なさは米朝師には出せん軽味があって、それが非常によかった。
 夜は大晦日恒例の「N響の第九」を聴く。今年の指揮はオペラ指揮者のマレク・ヤノフスキ。名前は知っていたけれど、演奏を聴くのは初めて。オペラ指揮者やのに、オケにも合唱団にも歌わせない。早目のインテンポでぐいぐい引っ張る。特に他の指揮者が長くのばして響かせる部分をさっと切り上げるもんやから、かなり弦を重ねているにもかかわらず、軽快な感じで曲が進む。ベートーヴェンやなくモーツアルトを聴いているような感じがする。終楽章の合唱もさくさくと進むので合唱団も歌声を響かせられない感じがした。こういう「第九」もありやとは思うけれど、感動するようなタイプの演奏やなかったなあ。
 というわけで、今年もご愛読ありがとうございました。地震に台風にモリカケにと「災」の一年やったけれど、来年は平穏無事な年になりますように。あ、大阪はダブル選挙がどうとかいうてるからまたも落ち着かん年になりそう。破廉恥な破落戸たちが退散すると平穏無事になるんですけれど。
 みなさま、よいお年をお迎えください。

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最後まで見てから [テレビ全般]

 今日はクリスマス・イヴ。例年なら仕事に行った帰りにケーキを買うて、妻とささやかなぜいたくをし、というパターンなんやけれど、今年は天皇誕生日が日曜日と重なったんで振替休日。午睡をして夕方にでもケーキを買いにいくかと思うていたんやけれど、妻の調子が悪く一日へたっていて、ささやかなぜいたくも何も私は一人起きてずっとテレビの番をしているというクリスマス・イヴになってしもうた。
 今朝は前夜の深夜アニメも少なく、録画した分を見てしもうた後は落語をDVDにダビング。そこからはひたすら「西郷どん」を見る。徳之島に島流しになってから帰国を許され、勝海舟や坂本龍馬と会い、禁門の変を経てついに薩長同盟を結ぶまで、2ヶ月分以上たっぷりと見る。これでも8月末まで。残り4ヶ月分もたまっている。
 なんでこんなにたまるまで見てなんだんやろう。
 続けて見てて理由がわかった。登場人物すべてが同じようなキャラクターになってしもうているのですね。西郷も大久保も桂も坂本も、慶喜でさえ妙に熱い。暑苦しいくらい。これは脚本がそうなっているのか、演出がそうなのか。たぶん演出がそうなんやろう。一本調子でメリハリがきいてない。来週も見たいと思わせるほどわくわくさせるものがないのです。
 これやったら今やってる朝ドラの「まんぷく」の方が人物造形もそれぞれ個性的でストーリーも起伏に富んでおり、明日はどうなるんやろうと思える。
 幕末を描いた最近の大河ドラマは、吉田松陰の妹を狂言回しにした「花燃ゆ」が総花的な感じで外れ。新島八重を主人公にした「八重の桜」は会津から見た幕末史という目新しさもありまずまず。「龍馬伝」は脚本、演出、撮影とも迫力があり大当たりというのが私の勝手な評価やけれど、「西郷どん」は30話まで見たところでは外れ、かな。そうやなかったら毎週楽しみにしてナイターのない時期やったらその日のうちに、ある時期やったら月曜には必ず見ていたはず。「真田丸」はそうやったなあ。
 夜、5回分一気に見て、激動の一番おもしろいところやのになんとなく退屈してもうたもんな。それでも最後まで見んとちゃんと批判することはでけんのやから、最終回まで見ますぞ。これは私の書評のポリシーでもあり、どんなにつまらないものでもとにかくちゃんと読むこと。ちょこっと読んで適当なことを書くなんてことは絶対にしたらあかん。まあ他の書評家の方たちもそうやと思うけどね。そやから途中で見たり読んだりするのをやめたものはどんなにつまらんと思うていても外向きには一切そのことは書かへん。それは作者に対して失礼やと思うから。
 というわけで、まだしばらく「西郷どん」とおつきあいすることになりそうです。

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